銘柄選び 優待編

2020年8月26日

今回は優待目的で株を買う場合のチェックポイントについて紹介します。

マネー雑誌でよくある優待お得ランキングや、優待利回りなるものを参考にする方は多いんじゃないでしょうか?

もちろん私も参考にします。

桐谷さんが有名になってから、特にマネー系の雑誌で取り上げられる頻度が高くなったと感じてます。

基業績が良くて、優待内容や優待利回りがよいものが狙い目なのはわかりますよね。

実際見てみると、株価が割高になっていてお得感が足りない、もしくはお得だけど業績が怪しくて大丈夫かな?

みたいなものがほとんどだと思います。

そこで、あまり雑誌には書かれていない判断方法を紹介します。

と言っても大したものではないので、期待せずお進みください。。。笑

優待を見るときに注意するのは、

優待の原価

企業が生み出す付加価値

の2点です。

分かりやすい例として、クオカードを取り上げます。

とある銘柄を100株以上保有しているとクオカード500円分が貰えるとします。

優待にかかる費用を考えると、クオカードの原価は500円に送料を足したものになります。

(クオカードの正確な原価は知らないので気になる人はググってください笑)

じゃあ企業の付加価値はというと0円ですね。

株主が1万人いたとすると500万円の費用がかかりますが、お得ということで単元株を持つ人が増えると、コストはドンドン膨れ上がっていきます。

今度は別のケースで食事券を例にします。

とある銘柄を100株以上持っていると、500円分の食事券がもらえます。

イメージしやすいよう牛丼にしましょうか。

食事券をお店に持って行って牛丼を食べる時、お店としては牛丼の原価分が負担になります。

(ここでは変動費だけを扱い、人件費や店舗費用は固定費として別にします)

売値の4割が原価とすると、200円が店の負担で、売値との300円は店が生んだ付加価値と言えます。

くどいですが、イメージのためかなり簡略化してますが。。。

優待を受ける側からすれば、500円のクオカードを使って牛丼を購入するのも、500円の食事券を使って牛丼を購入するのも、享受する経済的メリットは変わりません。

一方で、企業の負担は500円と200円で大きく差が出ます。

前置きが長くなりましたが、優待を考えるときは、その原価と企業が生み出す付加価値に着目すれば、費用負担が大きくなったので優待やめますみたいなババを引く可能性が下がります。

言ってしまえば、原価のかからない優待のほうが長続きするってだけです。

細かいとこまで気にするなら、原価のうち変動費が抑えられてるものが好ましいですね。

マッサージを受けられる優待券とかは、マッサージを実施する人の人件費(変動費)がかさむので、株主が増えるほど廃止リスクは高まりやすいですね。

どことは言いませんが、桐谷さんのいくとこをイメージして書いてます笑

良ければクリックをお願いします!


ブログランキング・にほんブログ村へ